「エアーハンマー現象」とは? 大雨でマンホールが飛び出すことも!?

「エアーハンマー現象」という言葉をご存じでしょうか?
先日大雨が降ったことでこの現象が起こり、自動車が大事故になったといいます。
いったいどんな現象なのでしょうか。
「エアーハンマー現象」とは
「エアーハンマー現象」とは、下水管などの管内にたまっていた圧縮された空気が、何らかの弾みで噴出する現象のことをいいます。
下記画像のように、「エアーハンマー現象」が起こることで、マンホールの内部空気が押し出されて飛び出す恐れがあります。
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ウェザーニュースより引用(https://weathernews.jp/s/topics/201809/180375/)
なお、マンホール以外にも水道管が飛び出したりする危険もあります。
大雨のときに起こりやすい
基本的には対策されていますが、予想以上の雨水が溜まり急激な水位の上昇が発生すると、ごくまれに下水管などの管内に圧縮された空気が発生する場合があります。
対策
マンホールの場合
マンホールの安全対策は基本的に行われています。
ふたが浮きづらいように設計されていたり、水圧・空気圧の上昇を抑える管路の設定、また雨水の排水がスムーズに行われるように対策されています。
給水管の場合
基本的に対策はとられていますが、断水から復帰した場合など起こることがあります。
その場合は、キッチン・洗面所・トイレ・お風呂などの水を出してから使うと、溜まっていた空気が抜けるようです。
まとめ
「エアーハンマー現象」とは、管内にたまっていた圧縮された空気が一気に噴出する現象である。
マンホールや給水管であれば雨水流入や管路の設定がしっかり対策されていますが、大雨や災害など想定外の発生で「エアーハンマー現象」で起こることが報告されています。
災害時にこういった現象が起こりうる、ということを理解しておくのは大切なことかもしれませんね。