平均給料と平均給与の違いってなに? 自分の給料を正しく知ろう!

給料サイトをみると、「平均給料」と「平均給与」の2つの言葉をみつけます。
給料と給与、どのように違うのでしょうか?
平均給料と平均給与の違い
平均給料と平均給与の違いは、諸手当を含むかどうかの違いになります。
平均給料とは、毎月支払われる基本給の平均のことをいいます。
平均給与とは、給料に加えて手当(扶養手当、通勤手当、時間外勤務手当、特殊勤務手当、住宅手当など)を含んだものをいいます。
つまり、平均給料<平均給与となり、平均給与のほうが金額は大きくなります。手当の充実度やボーナスの構成比は会社によって違うので、基本的には平均給与の数字を参考にすると会社の給与体系をつかみやすいでしょう。
日本の平均給与
ちなみに日本における平均給与はどの程度なのでしょうか?
国税庁が2019年(令和1年)に実施した「民間給与実態統計調査」によると、平均給与は436万円(平均勤続年数12.4年)となっています。内訳としては、平均給料は366万円、平均賞与は70万円で、給与における賞与の構成比は16%になっています。
また男女別に分けると男性540万円、女性296万円、正規・非正規で分けると正規504万円、非正規175万円となっています。
企業規模で分けると、5000人以上の従業員をもつ会社は平均給与が516万円(男性687万円、女性291万円)に対して、10人未満の従業員をもつ会社は平均給与が340万円(男性424万円、女性247円)と事業規模によっても金額に違いが出ています。
まとめ
平均給料は、基本給の平均のことをさす。
平均給与は、給料に加えて手当が含んだものをさす。
同じような言葉にきこえても、内訳には大きな違いがあるのですね。
