レストランの氷はなぜ透明なのか? 白くにごらない氷ができる秘密とは?

レストランで出てくる氷(キューブアイス)は透明できれいです。
一方、家の冷凍庫でできる氷は、真ん中の部分が白くなっています。
両者の違いはいったいなんでしょうか?
レストランの氷が透明な理由
レストランの氷が透明な理由、その秘密は凹んでいるくぼみにあります。
レストランで使われる製氷機は、水を吹き上げながら少しずつ凍らせています。この過程により、水に含まれる不純物を外に出しながら凍らせることができます。吹き上げ部分は凍らないため、つくられた氷には凹み・くぼみができるという訳です。
ちなみに家庭でつくる氷が白いのは、空気や水に含まれる不純物(ミネラルやカルキなど)が凍っているためです。水は外側から徐々に凍っていき、これら不純物が凍るのは最後になるため、先の方が白くなるのです。
レストランの氷が透明なのは、製氷機が水を吹き上げながら凍らせる仕組みになっているため。
製氷機の仕組み
レストランの氷は、製氷機の「水を少しずつ吹き出しながら氷にしていく技術」により、透明な凹みのある形でつくられます。
日本初である全自動製氷機を開発したホシザキ株式会社によると、「いかに不純物を取り除きながらきれいな氷をつくることができるか」をポイントにして製氷機を開発したそうです。
零下25℃に冷却された製氷室に下から水を噴射しながら氷を作ります。水を流動させながら徐々に凍らせるので、H₂Oのみが氷結。これにより不純物を100%近く除去し、透明でおいしい氷ができます。
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まとめ
レストランの氷が白くない秘密は、氷の凹んでいるくぼみにありました。
透明感がある氷を使って、お酒や炭酸を飲むと気分が上がりますよね!!
今度レストランで氷を飲む際は、凹みを気にして飲んでみてはいかがでしょうか?