「ラジオ体操」は第1だけでない!実は何種類か存在する!!

夏休みですね!!
最近は目の前の公園からラジオ体操の音楽がきこえてきます。
ちびっ子たちがおじいちゃん・おばあちゃんに交じって早朝から元気にラジオ体操に参加していてすごいなぁ・・・と感心してしまいます。
ちなみに、この皆さんが知っているラジオ体操ですが、
実はこの体操は”1番”であり、他種類の体操が存在するって知ってましたか?
「ラジオ体操第1(だいいち)」
いわゆる一般的にラジオ体操で指すのが”第1”です。
男女年齢を問わず、誰もができることに重きをおいた体操となっています。
主に、学校体育の時間や工場などで広く使われています。
- 背伸びの運動
- 腕を振ってあしをまげのばす運動
- 腕をまわす運動
- 胸をそらす運動
- からだを横にまげる運動
- からだを前後にまげる運動
- からだをねじる運動
- 腕を上下にのばす運動
- からだを斜め下にまげ、胸をそらす運動
- からだをまわす運動
- 両あしでとぶ運動
- 腕を振ってあしをまげのばす運動
- 深呼吸の運動
「ラジオ体操第2(だいに)」
もうひとつあるのが”第2”です。
体を鍛えることに重きをおいた体操となっています。
こちらは主に、職場やスポーツする前に体を慣らすために使われています。
- 全身をゆする運動
- 腕とあしをまげのばす運動
- 腕を前から開き、まわす運動
- 胸をそらす運動
- からだを横にまげる運動
- からだを前後にまげる運動
- からだをねじる運動
- 片あしとびとかけ足あしぶみ運動
- からだをねじりそらせて斜め下にまげる運動
- からだを倒す運動
- 両あしでとぶ運動
- 腕を振ってあしをまげのばす運動
- 深呼吸の運動
「ラジオ体操みんなの体操」
実はさらに別バージョンの体操があります。1番はすべての老若男女に、2番はより体を鍛えられるように、そして1999年には新たに「ラジオ体操みんなの体操」が誕生しました。
1番・2番ともに立ってする体操でしたが、障害があるなしに関わらずどんな方でもできるようにと、みんなの体操は座ったままの状態でもできる体操になっています。
- 手と腕の運動
- 胸の運動
- 上体ゆすり運動
- 首の運動
- 突き出し運動
- 足・腰の運動
- 腕と脚の運動
- 深呼吸
日本における「ラジオ体操」の歴史
日本における「ラジオ体操」の歴史のはじまりは、1920年代の国営での保険事業の宣伝がベースとなっています。
1925年、日本の逓信省(ていしんしょう・現在の総務省や日本郵政、NTT)がアメリカを視察し、セントラルパークでラジオ音楽に合わせて体操をする姿を目にしたことがはじまりとされています。ここでアメリカのメトロポリタン生命保険会社(現在のメットライフ)がスポンサーとして絡んでいたことから着想を得て、1928年に国民の健康推進を目的として旧ラジオ体操第1である「国民保健体操」が始まりました。
ちなみに当時ラジオは非常に高価であったことから、皆で広場や公園などに集まって1台で体操していたことが、集団行動を培う側面につながっているそうです。
もともとはアメリカが実施していた保険事業の宣伝がベースとなり、
1928年、旧ラジオ体操第1である「国民保健体操」が始まった。
その後第二次世界大戦が終わり1951年、旧ラジオ体操第1はより動きやすい現在のラジオ体操第1へと進化を遂げることになります。
まとめ
ラジオ体操は全部で以下の種類があります。
- ラジオ体操第1
- ラジオ体操第2
- みんなの体操
わたしたちがすぐイメージできる1番以外にも2番、そしてもう1つ合わせて3種類もの体操があったのですね!!
しかし「ラジオ体操」が保険の啓蒙活動から影響を受けていたのは驚きでした・・・