日常のふとしたギモン(疑問)

なぜ「電波時計」は針を正確な標準時刻に合わせることできるのか?

時計

なぜ「電波時計」は針を正確な標準時刻に合わせることできるのか?

 

電波塔

仕事で使っている腕時計と他の時計を見比べて微妙に時間がズレていることに気が付きました。
なぜ「電波時計」なのに時間がズレるんだろう・・・?

そもそも「電波時計」は正確な時刻をキャッチしてくれるはず。

どうやって標準時刻に時間が合うか、仕組みを調べてみました!!

「電波時計」の仕組み

「電波時計」とは、標準電波を受信し、時刻の変更・修正を行う時計のことです。内蔵されているアンテナが、針を正しい時刻へと変換します。

「電波時計」は、以下の流れで針を正確な時刻に合わせます。

①標準電波を受信
得られたタイムコードで日時・曜日等の情報に変換
針(モーター)を動かして修正

アナログ式「電波時計」の電波受信

アナログ時計を初めて使用の際は、時刻を合わせるため以下の動きをします。

  1. 大きい針、小さい針の順番で回転を始める
  2. 12時(0時)の位置で止まる
  3. しばらくすると標準電波を受信し、正しい時刻に針が動き始める

標準電波について

正しい時刻のベースとなる標準電波ですが、”標準電波送信所”という場所で発信がおこなわれています。

世界では、イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカ、カナダ、ロシア、中国、韓国など諸外国に存在します。

もちろん日本にも標準電波送信所は存在しており、全国で2か所あります。

  • おおたかどや山標準電波送信所(福島県田村市都路町)・・・送信周波数60kHz
  • はがね山標準電波送信所(佐賀県佐賀市富士町)・・・送信周波数40kHz
日本の標準電波発信所

セイコーウオッチより引用(https://www.seikowatches.com/jp-ja/customerservice/knowledge/wave

それぞれで周波数が異なるのは、2つの電波が互いに干渉することを避けるのが理由です。

「電波時計」でも時間はズレていく

標準電波は厳密に24時間体制で管理しています。

では冒頭で筆者が時間のズレを感じましたが、どういった理由が考えられるでしょうか?

ひとつの原因として挙げられるのは、電波の”受信”です。

日本では周波数が60kHzと40kHzを使用していますが、地上では安定しているものの、
人工物で遮断されたビル・地下街や、テレビ・パソコンなどの電子雑音の影響は少なからず受けます。

また場合によっては、時計部品の劣化も考えられる場合があります。

基本的には正確な「電波時計」だが、
電波の受信環境や部品劣化によって影響を受ける可能性はある

まとめ

どんな時計でも時間は少しずつズレてきますが、基本的には「電波時計」の時刻はかなり正確です。

先人たちがつくった標準時刻を守り、”正確な時間”を管理・維持していただいている
世界中の関係者の方々には本当に感謝です!!