なぜスマホはタッチすると動くのか? タッチパネルの仕組みとは。

スマートホンやタブレットは直観的な操作性ができるため、非常に使い勝手が良いですよね!
ところで、なぜ指先に合わせて画面が反応するのでしょうか?
タッチパネルの仕組み
タッチパネルは大きく分けて4種類の仕組みがあります。
投影型静電容量方式
タッチした部分に発生した静電気がセンサーに反応して画面が動きます。
ガラス基板の上には薄い膜が覆われており、指先に触れて静電気が発生すると、センサーが位置情報を把握し、操作として認識される仕組みです。
主にスマートホンやタブレットで使われることが多い技術です。
抵抗膜方式
タッチすることで設置された2つの電極が重なりセンサーが反応して画面が動きます。
ガラス基板の上に2つの電極があり、タッチすると重なることで通電します。この電気が流れた場所をセンサーが位置情報を把握し、操作として認識される仕組みです。
主にコピー機やゲーム機器で使われることが多い技術です。
赤外線方式
タッチすることで設置された赤外線の量が増減しセンサーが反応して画面が動きます。
ガラス基板の上に、赤外線の発光素子と受光素子が対になるように設置されています。タッチするとその位置の赤外線が遮られるため、受光素子に届く光量が減少します。減少した場所をセンサーが位置情報を把握し、操作として認識される仕組みです。
主にATMで使われることが多い技術です。
超音波表面弾性波方式
タッチすることで設置された表面弾性波の量が増減しセンサーが反応して画面が動きます。赤外線方式と仕組みは似ています。
ガラス基板の上に、超音波表面弾性波の発信子と受信子が対になるように設置されています。タッチするとその位置の表面弾性波が弱まります。弱まった場所をセンサーが位置情報を把握し、操作として認識される仕組みです。
主にATMで使われることが多い技術です。
主に使われている場所
タッチパネルはスマートホンやタブレットに主に使われていますが、他にも私たちの生活の身近のところで使われています。
- 車のカーナビ
- 銀行のATM
- コピー機
- ゲーム機器
- 駅の切手販売
- 図書館の検索端末
まとめ
タッチパネルは、スマートホンだけでなく、様々な端末に使われる技術です。
仕組みも手袋やペンでも反応できたり、耐久性や安全性の側面など、端末の用途によって使い分けされています。
直観的な技術が、そのうち運転技術やプレゼンテーションでも応用されるとワクワクしますね!!
