日常のふとしたギモン(疑問)

「振替休日」と「代休」の違いって何? 正しく理解して申請しよう!!

休日コーヒーを飲みながら

「振替休日」と「代休」の違いって何? 正しく理解して申請しよう!!

 

ベッドで休憩中

筆者は日ごろ会社員として仕事をしていますが、ある日休日出勤となりました。
有り難いことに会社では規定がありましたので上司に相談すると、OK!休日申請しておいて~の一言。

申請フォームをみてみると、「振替休日」と「代休」の2枠が・・・

これはどっちで申請すればいいんだろう??

気になったので調べてみました!

「振替休日」とは?

「振替休日」とは、”前もって”休日と労働日を入れ替えて休日とすることです。
本来あるはずだった休日・労働日が交換され、労働日と休日の比重がプラスマイナスゼロになるイメージですね。賃金は増えたりすることもありません。

「振替休日」とは、”前もって”休日と労働日を入れ替えて整合性をとることです。
休日出勤にはならず、賃金に割り増しは発生しません。

ただし補足ですが、振替した週がまたがり労働時間が法定労働時間である40時間をオーバーすると、超過した時間が賃金の割増への対象となります。

 

「代休」とは?

「代休」とは、休日出勤をしたという事実をもとに、労働日を休日とするものです。

「振替休日」との大きな違いは、休日とする日を出勤の事後に決めることです。休日出勤による賃金の割増は発生します。なお労働基準法では、休日手当として35%の割り増し賃金が定められています。

「代休」とは休日出勤をしたあとに、休日をとることをいいます。
休日出勤をした事実が残りますので賃金の割り増しが発生します。

休日には「法定休日」と「法定外休日」の2種類が存在する

「法定休日」とは

一言で”休む”というと同じようにきこえますが、じつは休日には「法定休日」と「法定外休日」の2つが存在します。

「法定休日」とは、休まないと法律違反になる休日をいいます。労働基準法の35条では、「1週間に休日を1日以上」または「4週間で休日を4日以上」与えることを定めています。与えなかった使用者(会社・経営者等)は6か月以下の懲役または30万円以下の罰金というペナルティが課せられます。

「法定外休日」とは

「法定外休日」とは、最低限与える「法定休日」”以外”の休日のことをいいます
こちらの方は会社独自で定めることもできます。

労働基準法の32条では、「休憩時間を除き1週間につき40時間以上労働させてはならない」という決まりがありますので、これをクリアするために企業は土日休みにしたり工夫して「法定外休日」を設定しているのです。

まとめ

「振替休日」と「代休」はどちらも同じ休暇ではありますが、労働日を入れ替える、休日を設定するタイミング(前か後)で呼び名が変わります。

場合によっては賃金の割り増しが発生してしまうので、申請前に会社(上司)の確認が必要かもしれません。

「振替休日」と「代休」はどちらも休暇ではありますが、
休む日を事前に決めて労働日と交換するのを「振替休日」、
労働(休日出勤)後に休日を指定するのを「代休」といいます

会社としては少しでも賃金を抑えたいので、「代休」よりも「振替休日」を推奨しているところが多いようです。

冒頭の話ですが、筆者の場合は「振替休日」に該当しました!!
賃金増えるならば、代休でもよかったような・・・笑