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「既存」の読み方は、きそん・きぞん? 正しい読み方と使い方を解説!!

既存の漢字文字

「既存」の読み方は、きそん・きぞん? 正しい読み方と使い方を解説!!

 

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「既存」の正しい読み方

よく新聞や資料等で「既存」という言葉が使われます。この文字を声に出して読むとき、「既存」という言葉をどのように読みますか?

”きそん”、それとも、”きぞん”?

よく間違えらやすいですが、本来の正しい読み方は、”きそん”となります。

「既存」の本来の正しい読み方は、”きそん”である。

「既存」の意味

「既存」の意味は、「既」と「存」、ふたつの漢字が示すとおり、”すでにある・存在する”という意味です。

具体的な使用例としては、以下の使い方が挙げられます。

  • 既存の資料に目を通してほしい。
  • 既存のものを使って工夫をする。
  • 大雨が降ったことで既存の建物が影響を受けた。

 

「既存」は本来の読み方があいまいになってきている・・・

冒頭で正しい読み方は”きそん”ですとかきましたが、あれ??と思った方もいらっしゃったかもしれません・・・

携帯やパソコンの予測変換では、
”きそん”と”きぞん”、ふたつとも「既存」という漢字に変換される。

じつは近年、読み方の境界線があいまいになってきており、「こちらも正しい読み方である」と時流が変化したそうです。

類似ケース:「依存」

同じようなケースは「依存」の読み方でもみられます。

「依存」とは、「あるものに頼り、それによって成り立つ」ことを意味します。本来の読み方は”いそん”ですが、”いぞん”と読む人が圧倒的に多くなり、”いそん”も”いぞん”も正しい読み方となった経緯があります。

「依存症」という言葉をきくと”いそんしょう”と読まれる方も一定数いるのは、その名残りだと思われます。

ちなみに2010年にNHKがおこなった調査によると、”いぞん”派が92%に対して、”いそん”派が6%という結果に!その後議論が行われ、2014年以降よりNHKの放送では”いぞん”と読まれるようになったエピソードがあります。

現在は、「①イゾン ②イソン」で、「イゾン」を優先させています。「依存症」についても同様で「イゾンショウ」を優先させるようになりました。
平成26(2014)年2月の第1379回放送用語委員会で話し合った結果、放送で優先させる読みを変更しました。

NHK放送文化研究所より引用(https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/202.html

他類似ケース:「共存」、「現存」、「残存」、「併存」

「依存」と同じように、「共存」、「現存」、「残存」、「併存」も”そん”よりも”ぞん”の読み方が優先されるようです。

まとめ

「既存」は、本来は”きそん”と読みます。
ただし、”きぞん”の読み方も間違ってはいないため、”きそん”と”きぞん”、どちらの読み方も正しいといっていいでしょう。

「既存」の本来の正しい読み方は、”きそん”であるが、”きぞん”でも間違いではない!

ちなみに似ている読み方である、「依存」、「共存」、「現存」、「残存」、「併存」という言葉に関しては、”そん”よりも”ぞん”の読み方が優先されます。

これで会議やディスカッションで正々堂々と声を張って読むことができますね!!